石見神楽 大阪公演 東京公演
「石見神楽」は、島根県西部「石見地方」の伝統芸能で、各地域の神社の例大祭等で、夜を徹して奉納されています。
演目の多くは古事記・日本書紀に描かれる神話を題材とし、その数は30数演目に及びます。
エンターテイメント性が強く、金糸・銀糸の刺繍をあしらった絢爛豪華な衣裳と軽快な囃子で舞われる勇壮な神々の舞は、観る者を古の神話の世界に誘います。
石見の人々により育まれてきた「石見神楽」は、婚礼や各種イベントでのアトラクション等でも欠かすことのできないものとなっており、神楽上演団体は150を超えると言われています。
石見神楽の歴史
「石見神楽」は、一説によると室町時代後期には演じられていたと言われていますが、現在のように盛んに上演されるようになったのは、明治初期、それまで神事として行われていた神楽が、氏子に伝承されて以降です。
石見各地で伝承されてきた神楽は、地域の気風にあった独自の変遷を辿ります。
山間部では、優雅で緩やかなテンポで舞われる“六調子”神楽、海岸部では、豪快で速いテンポの“八調子”神楽が盛んに上演されています。
石見神楽の代表的演目「大蛇」
古事記神話の英雄スサノオのヤマタノオロチ退治を題材とした演目。石州和紙で作られた長さ17mのオロチとスサノオの合戦は圧巻。その人気の高さから石見神楽の?華?と称される代表的演目。