石見神楽 大阪公演 東京公演
福岡ユタカとオタケビ神楽団
1999年、浜田市出身の音楽家福岡ユタカと浜田の旧友たちとの共同発案によるアルバム「石見神楽サウンドクロニクル」制作をきっかけにこのプロジェクトが始まりました。 その後、浜田市内神楽社中の若手有志たちも参画し、福岡ユタカを中心とするアーティストたちとの特異なプロジェクトへと進化し、現在も毎年ライブ活動を行うなど精力的な活動が続いています。
当初距離のあった社中とミュージシャンの間も徐々に埋まり、「Yen・Calling With石見神楽」と名付けていたプロジェクト名はそのうちに、福岡ユタカの演奏スタイルと相まって「オタケビ神楽団」と呼ばれるようになりました。
またこれらの創作活動や公演の模様は、NHKによるTVドキュメンタリー「オタケビと神楽・列島スペシャル」50分番組(2001年)、そして同じくNHKによる「古の神を舞う〜オタケビと神楽・風の国公演」50分番組(2003年)としてオンエアーされ話題になりました。

〈Yen Calling Member〉

●福岡ユタカ YEN Chang/Voice & FX
83年にデビューしたバンド「PINK」(ヴォーカル、リーダー担当)より今までリリースしたメジャーメインアルバムは20タイトルを越える。 15年ほど前よりフリーヴォーカリゼーションスタイルのパフォーマンス「YEN Calling」を提唱。感性の趣くまま「心」高揚を歌詞のない歌声で表現し続ける福岡ユタカのヴォーカルスタイルは、そのエフェクト処理された表現方法も伴い、他に類の無い独自の進化を遂げ、その一部はTVなどでも数多くオンエアーされていて、彼の声は誰もが耳にしているはずである。 作曲家、プロデューサーとしても映画、TV、CMなどの音楽制作多数。
宮本亜門演出「金閣寺」(2011)、映画「どろろ」(2008)、TV:TBS「Nスタ」(現在)、テレ朝「ニュースステーション」(2001~2004)、NHKスペシャル「出雲大社」(2001)、NHK天才てれびくんテーマ(2004)、TVドラマ 「夜叉」(テレビ朝日)、「あなたの街で夢コンサート」東京フィルハーモニー(指揮:円光寺雅彦)と共演。
今回の石見神楽との共同プロジェクトは10年に及び、さながら自身のライフワークにも成っている。詳しくは福岡ユタカのオフィシャルサイト、http://www.lares.dti.ne.jp/~yenchangにて
●矢壁アツノブ Drums
1960年東京都出身
1979年に「ビブラトーンズ」のドラマーとしてプロ活動開始。82年同バンド解散後は、1984年088年「PINK」、89年092年「HALO」(福岡ユタカとのユニット)またスタジオミュージシャンとして数多くのアーティストのレコーディング&ライブなどに参加している。
現在はそれに加えProTools(プロツールス)オペレーター、作詞、作曲、編曲家として活動の幅は広がっている。
●横川理彦 Guitar & Violin & Computer
作詞・作曲・編曲
80年に京都大学文学部哲学科を卒業後、本格的な演奏活動に入る。 82年にアルバム「99.99」(フォー・ナイン)でキングレコードからデビュー、 その後4-D、P-Model、AfterDinner、Metrofarce、Meatopia等に参加。 電子楽器と各種生楽器を併用する独自のスタイルに至る。 海外でのコンサート・プロジェクトも多数。現在は、4-Dmode1での活動、pickレーベルからのソロアルバム制作、即興を中心としたライブなどの他、演劇・ ダンスのための音楽制作など多方面で活動中。 また、コンピュータと音楽に関する執筆、ワークショップなども多い。
オフィシャルサイト
http://www.manuera.com/altoki/pr.html
●whacho(ホアチョ) Percussion
ロックからジャズまでボーダーレスなセッションの中で、立花ハジメ、JAGATARA、大沢誉志幸、ボ・ガンボス、仙波清彦&はにわオールスターズ、チャラ、キッド・クレオール&ザ・ココナッツ、久保田利伸、泉谷しげる、井上陽水、忌野キヨシロー、チャボ、戸川純、Cocco、椎名林檎など数多くの個性派アーティストのレコーディングやコンサートに参加。
パーカッションのみならず電子楽器やコンピュータなどを積極的に取り入れたそのプレイスタイルは、ともすればエスニック単一指向になりがちなパーカッション界において極めて異質であり独特であり続ける。